後輩を絶対に殴らなかった桑田真澄…後輩に誰よりも恐れられていた理由とは?(引用元:kwsklife)
PL学園高校時代に清原和博さんと「KKコンビ」として一世を風靡し、巨人時代は斎藤雅樹さん、槙原寛己さんらと共に90年代の読売ジャイアンツで先発三本柱として活躍した桑田真澄さん。
メジャーリーグにも挑戦し、通算173勝を挙げました。
マウンド上で気持ちを落ち着かせるためにボールに向かってつぶやく仕草はファンの間では有名ですよね。
今でこそ先輩が後輩に暴力を振るうことが問題となっていますが、桑田さんが高校生だった頃は言うなれば体罰の全盛期とも言える時代でした。
練習中には水を飲むことが禁止され、激しい体罰や叱責が当たり前のように行われていました。
そんな時代において、桑田さんは絶対に後輩を殴ることはなかったそうです。
しかしながら桑田さんの後輩にあたる元阪神タイガースの片岡篤史さんや、元中日ドラゴンズの立浪和義さんなどは桑田さんを最も恐れていたそうです。
今回はそんな後輩を絶対に殴らなかった桑田真澄さんが誰よりも恐れられていた理由を紹介します。
後輩を絶対に殴らなかった桑田真澄
PL学園での「KKコンビ」や巨人時代の「先発三本柱」などとして数々の偉業を成し遂げてきた桑田真澄さん。
メディアなどで桑田さんは常々体罰を無くすべきだと主張してきました。
そんな桑田さんが自身のブログで思いを綴っています。
少年時代、練習に行って殴られなかった日は無いくらい、怒られ殴られた。
朝から晩まで練習するのが当たり前の時代、真夏でも水を飲めなかった時代だ。
耐え切れず、トイレの水や雨上がりにできた水溜りの水を飲んだ経験もある。
甲子園でプレーさせて頂き、ジャイアンツで、そしてメジャーでも投げさせて頂き、野球というものを、
ある程度は、熟知していると思う。
そんな経験をしてきた僕が、今の日本の野球指導者にお願いしたいことです。
厳しい言い方かもしれないけど、「気が付いてください」「気付いてください」よ。
自分に甘くそして、優しく、子供達に厳しい指導者は要らないですよ。
たばこを吸いながら、ミーティングをするのは止めて下さいよ。
練習中に、煙草すら我慢できない弱い人に、何が指導できるんですか?
昼食に、ビールなど、アルコールを飲んで練習するのはよくないですよ。
夜まで、アルコールを我慢できない自分に甘い人が、子供達に何を指導するんですか?
不思議ですよね?
子供達を指導する前に、誰かに指導してもらってください。
人に物事を教える立場である以上、自分の人間性がしっかりしていなければ説得力はなくなってしまいますよね。
そんな心優しいことを説いているようにすら思える桑田さんが後輩にどの先輩よりも恐れられていた理由があります。
後輩に誰よりも恐れられていた理由
そんな桑田さんは高校時代、絶対に後輩に体罰を与えることがなかったそうです。
桑田さんが高校生だった時は体罰や激しい叱責が当たり前のような時代でした。
上記で紹介したブログにあるように朝から晩まで来られ殴られ、真夏の炎天下の中でも水を飲ませてもらえませんでした。
そんな時代でも桑田さんは後輩には決して体罰を与えなかったそうです。
しかし、桑田さんの高校時代の後輩である元阪神タイガースの片岡篤史さんや元中日ドラゴンズの立浪和義さんは先輩の中で最も桑田さんを恐れたそうです。
片岡さんは桑田さんについて、次のように語っています。
「ミスしても怒らないし、『次は気ぃつけ~』としか言わないけど、目は笑ってませんでした。むしろ手を上げてくれた方がやりやすい…」
桑田さんは暴力について、「選手たちを思考停止にさせる」とも語っていたと言います。
「非暴力」にはその対極として考えさせるという「怖さ」が秘められているのでしょうね。
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